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2016年2月 6日 (土)

北部日記 2月7日

 世界の多くの国が「建国記念日」に相当する祝日を定めています。アメリカ合衆国の「独立記念日(7月4日)」、フランスの「革命記念日(パリ祭、7月14日)」などはよく知られています。こうした記念日には、それぞれの国家の成立にかかわる歴史的なできごとが背景にあります。
 かつて他国に支配されていた国が、独立した日を建国の時として記念するのは当然です。たとえばインドの建国記念日(8月15日)は1947年にイギリスから独立した日付です。
 あんがい多いのが、現在の国の体制が定まった歴史的・法的なできごとの記念日です。中華人民共和国の「国慶節(10月1日)」は1947年の建国宣言の日です。また、ロシアの「主権宣言記念日(6月12日、1991年ソビエト連邦から主権回復)」、タイの「革命記念日(6月24日、1932年立憲革命)、ドイツの「統一記念日(10月3日、1990年東西統一)、イタリアの「共和国記念日(6月2日、1946年王政廃止の国民投票)など、歴史ある国でも意外に新しいできごとを国家の始まりとしているのです。
 そうしてみると、日本の現在の国家の出発を記念する日としては、日本国憲法の施行された5月3日(1947年)がもっともふさわしいはずです。この日は「憲法記念日」の祝日となりましたが、その後、この日と別に、戦前の「紀元節」を引き継ぐ「建国記念の日」が定められたことじたい、日本国憲法の意義を薄れさせる政治的意図によるものでしょう。
キリスト教会は、戦前の旧国家体制のもとで苦難を受けただけでなく、深い罪を犯したことを忘れてはなりません。あの頃と決別して新たな時に生きている自覚と決意をもって、この時代を見張り、声を挙げるのです。

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