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2016年5月 8日 (日)

北部日記 5月8日

 日本キリスト教団出版局が発行している教会学校活動のための雑誌『教師の友』に、こどものための説教例の執筆を依頼されました。聖書の箇所はヨハネ3章16節、これを「使徒信条」の「我はそのひとり子・・・を信ず」との句に関連する内容で、という注文です。あれこれ考えているうちに、ふと、むかし聞いた藤崎るつ記さんのことを思い出しました。
 藤崎るつ記さんは、茨城の日立教会の牧師の娘でした。学生時代、ワークキャンプなどでアジア諸国の貧困の課題に出会い、大学卒業後、さらにフィリピンの大学で学ぶことにしました。1983年の春休み、フィリピンのポトランという町で数日間ボランティアに参加しました。最後の日、親しくなった仲間たちが海辺でお別れのパーティーを開いてくれたのですが、海に入って遊んでいるうち二人が溺れてしまいました。泳ぎの得意なるつ記さんが助けようとしてかえって溺れ、二人は助かったものの、るつ記さんは亡くなってしまったのです。24歳でした。
 その後、日立教会ではその志を受け継いで「るつ記記念基金」を設立し、フィリピンのこどもたちが学ぶための奨学金を支給してきました。チャイルドファンド・ジャパンとも協力し、今日まで100名以上が支えられてきています。
 このことを題材に書いた説教例は『教師の友』の最新号に載りました。
 先日の北海教区総会に、関東教区から東日本大震災の現状報告のために派遣されてきたのが、日立教会現牧師の島田進先生でした。「るつ記さんと基金のことが『教師の友』で紹介されて喜んでいます」と言うのです。ふしぎなめぐりあわせに驚き、うれしくご挨拶いたしました。

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