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2016年7月10日 (日)

北部日記 7月10日

 四月に発売されるとたちまちベストセラーとなった『日本会議の研究』(菅野完 扶桑社新書)を読んでみました。今の安倍政権を支える巨大な力となっているのが「日本会議」という組織であることを指摘し、そのなりたちについて調べあげたルポルタージュです。
 「日本会議」の結成は1997年ですから、比較的新しい組織ともいえます。しかし、その中心を担っているのは、1960年代の学生運動の時代に「右派」「民族派」学生として活動していた人々であり、ある宗教的信念をもって、50年間、地道にこつこつと活動してきたことで今日の勢力を獲得してきたことが示されています。その手法は、デモ・陳情・署名・抗議集会・勉強会といった「民主的な市民運動」そのものであり、皮肉にも、「民主的な市民運動」によって日本の民主主義が危うくされている、というのです。
 いっぽう、「日本会議」の組織そのものは実は大きくも強くもない、と述べています。他のいわゆる「圧力団体」が力を失ってきた中で、50年間熱意を維持し、めげずにこつこつまじめに活動してきたために、残っているのだというのです。
 今日は参議院選挙の投票日です。これからどのような時代になるのか、危惧も覚えます。しかし、どのような時代になろうとも、宗教的信念をもって、数は小さく力は弱くてもめげずにこつこつまじめに活動を続けるのは、まさしくキリスト教信仰の本領であったはずです。50年といわず、100年、200年先の希望に支えられ、みこころに仕え、今この場でできることを担っていくのです。
 

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