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2016年7月23日 (土)

7月17日 「新しい歌」

また、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。わたしは、大水のとどろくような音、また激しい雷のような音が天から響くのを聞いた。わたしが聞いたその音は、琴を弾く者たちが竪琴を弾いているようであった。彼らは、玉座の前、また四つの生き物と長老たちの前で、新しい歌のたぐいをうたった。この歌は、地上から贖われた十四万四千人の者たちのほかは、覚えることができなかった。(黙示録14章1~3節)
 黙示録にはたくさんの讃美の歌が記されています。苦難の中にある人々が、それでも神をたたえて歌う場面が繰り返し描かれています。
14章1節の「14万4千人」は、7章で描かれた苦難の中の神の民をあらわすのでしょう。かれらは「新しい歌のたぐい」を歌います。
 「新しい歌」とは流行歌の「新曲」というような意味ではなく、これまでとはがらっと違う、まったく新しい歌を意味します。たとえば詩篇96編は、「新しい歌を主にむかって歌え」とよびかけ、「主の驚くべきみわざ」を語り伝えるよう促しています。これまで見たことも聞いたこともなかった、思いもよらない神の救いのみわざ、それをたたえるのがまったく新しい歌です。
 黙示録5章に、神の民の代表である長老たちが「新しい歌」を歌う場面が示されています。神の手から巻物を子羊キリストが受け取って封を開き、みこころが明かされるという場面です。キリストは屠られた子羊としてあがないのわざをなしとげ、人々を神に仕えるものとされました。新しい歌は、苦難のキリストのみわざによって人々が勝利を与えられることを歌うのです。
 南アフリカで、アパルトヘイト政策に抵抗して解放を求めた人々は、「コシ・シケレリ・アフリカ(神よアフリカに祝福を)」という讃美歌を歌って闘いました。60年代アメリカの公民権運動のシンボルとなった「We Shall Overcome」は、「someday いつの日にか」勝利することを望み見ながら「today きょうこの日」を恐れず共に歩むことを歌っています。「いつの日にか」とは、信仰的には、キリストのもたらされる勝利のときのことといえます。
 いつの日か、わたしたちも、まったく新しい驚くべき神の救いのみわざをたたえる「新しい歌」を歌うときがくることを信じ、苦難の中にあろうとも、きょう、共に歌って歩むのです。

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