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2016年12月24日 (土)

12月18日 「逆らう者によりそう神」 

 彼らの神である主がエレミヤを遣わして伝えさせたすべての言葉を、彼が民の全員に語り終えたとき、ホシャヤの子アザルヤ、カレアの子ヨハナンおよび高慢な人々はエレミヤに向かって言った。
 「あなたの言っていることは偽りだ。我々の神である主はあなたを遣わしていない。主は、『エジプトへ行って寄留してはならない』と言ってはおられない。ネリヤの子バルクがあなたを唆して、我々に対立させ、我々をカルデア人に渡して殺すか、あるいは捕囚としてバビロンへ行かせようとしているのだ。」
 こうして、カレアの子ヨハナンと軍の長たちすべて、および民の全員は、ユダの地にとどまれ、という主の声に聞き従わなかった。カレアの子ヨハナンと軍の長たちはすべて、避難先の国々からユダの国に引き揚げて来たユダの残留民をすべて集めた。そこには、親衛隊長ネブザルアダンが、シャファンの孫でアヒカムの子であるゲダルヤに託した男、女、子供、王の娘たちをはじめすべての人々、および預言者エレミヤ、ネリヤの子バルクがいた。そして彼らは主の声に聞き従わず、エジプトの地へ赴き、タフパンヘスにたどりついた。 (エレミヤ43章1~7節)

 バビロンへの服従を説くエレミヤのことばを聞き入れなかったユダ王国はついにバビロンに滅ぼされます。バビロン側はエレミヤに厚遇を申し出ますが、エレミヤはエルサレムに留まることを選びました。バビロンから総督に任じられたゲダルヤと協力して復興をはかろうとしたのでしょうか。しかし、ゲダルヤは反バビロン派の残党によって暗殺されてしまったのです。
 ゲダルヤの部下たちはバビロンの報復を恐れ、エジプトへの避難を考えました。その際、彼らはエレミヤに神のみこころを尋ねるよう頼み、そのことばに従うことを誓いました(42:5~6)。ところが、エレミヤを通して示された神のことばは、エジプトへ行くな、というものでした。人々はそれを聞き入れようとせず、けっきょくエジプトへとむかったのです。
 人々は、神に逆らい続けました。神をないがしろにし、悔い改めず、裁きが迫っても受け止めず、国を失った後も裁きを受け入れずに総督を暗殺し、エジプトに行くなというみことばに逆らいました。神の民と自負しながら、神のことばが自分たちの思いと食い違うときは決して受け入れようとしなかったのです。かえりみれば、私たちもまた、そうではないでしょうか。
 しかしこの後、神に逆らってエジプトに向かう人々の中に、エレミヤも加わっていました。エレミヤはついにエジプトで生涯を終えたようです。エレミヤは、最後まで民と共にあることを選んだのではないでしょうか。逆らう者、最後まで聞こうとせず、神から遠ざかる者に、なお、よりそい、語りかけるのが神のみこころであり、預言者の使命であると自覚していたのでしょう。
 逆らい続け、遠ざかり行く罪の人間たちに、なおもよりそい、その裁きの痛みを共に負うのが神の愛です。クリスマス、人の世にこられた御子キリストは、そういう神の愛のメッセージ、神のことばなのです。

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