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2017年5月28日 (日)

北部日記 5月28日

 S井さんが96歳で天に召されてから、もう10年以上になります。晩年は、日曜日の礼拝に出席するのを何より楽しみにしていました。毎日、ほとんどの時間をベッドで横になって過ごしていましたが、土曜日になるとそわそわと準備をし、日曜日の朝は、でかける時間のだいぶ前から身支度をしてベッドに腰かけて待っていて、ご家族の車でいそいそと教会に向かいます。礼拝から帰ってくると、疲れた体をベッドに横たえながら、「楽しかったなあ。来週が楽しみだなあ」と、にこにこしておられたと聞きました。
 先週は、女性の会で、認知症について学びました。認知症の予防や進行の抑制のためには、「人とふれあう」「楽しい刺激を受ける」「何か人の役に立つ」「ほめられる」といったことが大切だと言って、講師の方が「今日は皆さん、おしゃれして教会にいらっしゃってますね。これはすごくいいことです」と強調されていました。教会にいそいそと集まり、あいさつをかわし、教会の働きにたずさわり、互いに感謝しあう、そういう信仰の交わりが大きな支えとなるのです。ふと、S井さんの笑顔を思い出していました。
 認知症の家族をお世話している人を支えることの大切さも語られました。苦労を率直に人に打ちあけ、それに対してはアドバイスや激励よりも「つらいよね」という共感が求められるということです。互いの人生の重荷を分かち合って祈りあうことができる、信仰の交わりの恵みの深さに、ここでも改めて気付かされました。

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