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2017年7月 1日 (土)

6月25日 「食い荒らされた土地」 野外礼拝

大地よ、恐れるな、喜び躍れ。主は偉大な御業を成し遂げられた。
野の獣よ、恐れるな。荒れ野の草地は緑となり
木は実を結び
いちじくとぶどうは豊かな実りをもたらす。
シオンの子らよ。あなたたちの神なる主によって喜び躍れ。
主はあなたたちを救うために
秋の雨を与えて豊かに降らせてくださる。
元のように、秋の雨と春の雨をお与えになる。
麦打ち場は穀物に満ち
搾り場は新しい酒と油に溢れる。
わたしがお前たちに送った大軍
すなわち、かみ食らういなご
移住するいなご、若いいなご
食い荒らすいなごの
食い荒らした幾年もの損害をわたしは償う。
(ヨエル書2章21~25節)

 1880(明治13)年、十勝で大発生したバッタの群れは日高山脈を超え、一部は北上してこのあたりまで襲いました。音をたてて雲のように群れが押し寄せた後には、農作物だけでなく植物は何も残りませんでした。土には大量の卵が産み付けられ、バッタの害は数年間続きました。手稲山口の「バッタ塚」がその苦難を伝えています。
 聖書では、エジプトを襲ったイナゴの災い(出エジプト記10章)が有名ですが、預言書のひとつヨエル書にも、イナゴの害が語られています。 
 ヨエル書2章には、イナゴの大群が襲うさまがリアルに描かれています。イナゴに食い荒らされると飢饉となり、人々の命も脅かされます。しかしヨエルは、主がイナゴを追い払い、食い荒らされた大地に再び豊かな緑を回復してくださると語りました(2:21~25)。明治の頃、バッタに襲われたこのあたりも、もはや緑が回復し、人々が穏やかに暮らす地になりました。
 けれども、ヨエルが語りたかったのは、じつはイナゴのことではないのかもしれません。2章では、イナゴの群れを軍隊になぞらえて描いているのですが、ほんとうは、イナゴの害にたとえて侵略者の軍隊のことを語っているのかもしれません。
 人々が穏やかに暮らす地を、イナゴのように食い荒らす異国の軍隊が襲うことがあります。今も、世界の多くの地が軍隊に荒らされています。沖縄では、戦争の基地を作るために森や海が荒らされています。また、不当な利益をむさぼるために食い荒らされている地もあります。利益をあげるために原発が建てられた地は、いま荒れ果てています。
 イナゴが襲ったように食い荒らされた地を、主はそれでも回復してくださるという希望を聞きましょう。

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