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2018年5月

2018年5月27日 (日)

北部日記 5月27日

 先週はペンテコステ礼拝でした。こどものお話では、弟子たちがさまざまな国のことばで語りだしたペンテコステのできごとにちなんでいろいろな言語の聖書を紹介しました。こどもたちが、いつか、狭い日本からとびだして、いろいろな国の人々と交わり、神の創造されたこの世界の広さ多様さに出会ってほしいと願っています。
 また、山**子さんが八王子栄光教会から転入されました。礼拝の中で山*さんご自身にご挨拶をいただきましたが、ゆっくりゆっくり語られる一言一言に、会衆一同が真剣に耳を傾け、空気がぴんとはりつめるような時間でした。祈りのあと、ひとりひとり歓迎の握手をしたときは、うってかわってやわらかくなごやかな雰囲気に満たされました。
 聖餐式も行われました。いつものようにパンのかたまりを二つに裂き、配餐者が会衆席を回るとめいめい自分の分をちぎりとります。ところが、それとともに、くすくすと笑う声が広がっていったのです。
 実は、いつも聖餐式にはKさんがパンを焼いて献げてくださっているのですが、この日はKさんのつごうが悪く、市販のパンを用意していたのです。ところが、Kさんのパンとは違って皮がかたくてなかなかちぎりとることができず、みんな驚きとまどって思わずくすくす笑いになってしまったのでした。
 思いもよらないできごとで会堂の中に静かなざわめきがしだいに広がっていくありさまは、まるで聖霊の風が喜びをふりまきながら教会を吹きわたっていくようにも聞こえました。

2018年5月26日 (土)

5月20日 ペンテコステ 「故郷の言葉」

五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。」  (使徒言行録2章1~8節)

 自分が生まれ育った故郷の独特の言葉には、懐かしさ、親しさ、あたたかさを覚えます。しかし、故郷の言葉が痛みや悲しみをもたらすことがあります。先住民や植民地の民族の先祖伝来の言葉が奪われ、抑圧・差別をこうむってきた歴史があります。本来、人と人との間をつなぐはずのことばが、人を隔てしりぞけるしるしとなり、癒しがたい痛みをもたらすのです。
 新約聖書の時代のユダヤでも、ことばの問題は複雑でした。旧約聖書はヘブライ語で記されていますが、ユダヤ人の日常生活ではアラム語が使われていました。諸民族がいりまじる都市では共通語としてギリシア語、また支配者ローマのラテン語も用いられていました。都エルサレムには、他国に移住したユダヤ人の子孫で祖国に帰ってきた人たちも多くいましたが、彼らは生まれ育った現地の言葉やギリシア語を用いていて、地元のアラム語には不慣れの人も多かったでしょう。田舎のガリラヤから来ていた主イエスの弟子たちにとって、彼らは遠く隔たった存在でした。
 しかし、五旬祭(ペンテコステ)の日に、弟子たちに「舌」つまり「言葉」が与えられ、語りだしました。それは、エルサレムに来ていた人たちにとって、なつかしい「故郷の言葉(8節)」でした。これによって、ことばで隔てられていた人々が、ことばと心を通わせたのです。それが聖霊の働きでした。
 神の力、聖霊は、隔てられていた人々を新しい関係、交わりで結びます。そうやって教会という共同体が生まれ、さらに新たな人をそこに結び合わせていくようになります。
 しかし、聖霊の力は、教会だけに限定されているのではありません。教会から地域へ、そして隔てられた悲しみや痛み、対立を抱えた世界で聖霊が働き、人と人が新しい関係、交わりに生きることになるよう祈り求めましょう。

2018年5月20日 (日)

北部日記 5月20日

 この太平に住むようになって驚いたのは、風が強いことでした。それまで住んでいた旭川は盆地で風のないところです。それにくらべ、このあたりは海側からさえぎるもののない大地を風がふきわたってきます。昔から防風林が作られてだいじに維持されてきたのも、それだけ風の脅威にさらされてきたということでしょう。
 こどもの頃、よく自分でたこを作りました。竹ひごを組み合わせて障子紙をはり、しっぽをつけただけの簡単なものですが、近所の川原に行ってはひとりたこをあげて遊んだものです。今、この太平あたりならさぞかしよくあがるだろうなと思いながら、ついぞたこを作ることもしないままです。
 たこは、風にのるとぐんぐん揚がっていきます。糸巻きの糸がほとんど全部くりだされ、たこが見えないほど遠くになっても、糸をもつ手には凧の動きが伝わってきます。風の作用でひっぱられたりゆるんだり、バランスを崩してくるくる回ったりさかさまになったり、目をつぶっていてもわかるほどでした。
 今日はペンテコステ礼拝、聖霊が弟子たちの群れに与えられたできごとを思い起こすときです。聖霊はしばしば「風」としてあらわされます。そういう聖霊について思いをいたすとき、いつも、あの風にのって天高く運ばれていく、たこのようすと、一本の細い糸を通じて伝わってくる風の息づかいを思いだすのです。私たちの心も聖霊によって高くあげられ、また天の高みに吹く風のふるまいを地にあって感じとる感性が与えられるよう求めたいと思います。
 

2018年5月13日 (日)

北部日記 5月13日

☆元北部教会牧師の小西二巳夫牧師は、新潟の敬和学園高校長と理事長を退任、高知県の清和女子中高の校長として赴任されました。
清和女子中高のサイトには、「今年度から新しく着任した小西二巳夫校長が、入学生一人ひとりと握手をして入学礼拝は始まりました。今年度から式典はすべて壇上からのお話しではなく、生徒たちと目線を同じにした形で行います。清和は小西新校長の元、『生徒ひとりひとりを大切にする学校』として2018年度をスタートします。」とありました。さっそく小西校長カラーが打ち出されているようです。
敬和学園の理事長には、北部教会初代の榎本栄次牧師が就任しました。関西セミナーハウスの館長も続け、必要に応じ新潟に赴くようです。
☆これから諸教会の就任式や創立記念行事が続きます。
5月20日 野幌教会創立70周年
6月 3日 余市教会西岡知洋牧師就任式
6月10日 札幌元町教会創立50周年
6月17日 新得教会西間木公孝牧師就任式
6月24日 十二使徒教会坐間豊牧師・名寄教会日向恭司牧師就任式 
7月 1日 麻生教会上森俊明牧師就任式
7月 8日 札幌中央教会岸敬雄牧師就任式
7月15日 旭川六条教会後藤正敏牧師・厚別教会石田歩牧師就任式
 諸教会の兄弟姉妹と喜びをわかちあう交わりの機会です。ぜひ足を運んで顔をあわせ、互いに励ましあいましょう。

2018年5月12日 (土)

「ステファノの死」 5月6日

ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。
サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。一方、サウロは家から家へと押し入って教会を荒らし、男女を問わず引き出して牢に送っていた。 (使徒7章55節~8章3節)

 教会の歴史上最初の殉教者とされるステファノは、教会の責任を担うように選ばれた信仰と聖霊に満ちた人でした。さらに、すばらしいしるしを行い、批判を論破する知恵と力も備えていました(6:5、8,10)。教会の信頼を集め、これからを担う指導者として期待された希望の星だったでしょう。
 ところが、教会に敵対する人々はステファノを捕え、「神殿と律法を冒涜した」として、ついにステファノを殺してしまったのです。
 ステファノの死は、教会にとって大きな衝撃であり打撃でした。キリストへの信仰が命の危険をもたらすものとなっただけでなく、期待されたリーダーを失い、教会もちりぢりとなりました(8:1)。これまで発展をとげてきた教会は、はじめて大きな挫折を味わったのです。
 ステファノはもちろん神にそむいたわけではありません。聖書は、ステファノが神の栄光を見ていたことを記しています。ステファノは間違ってはいませんでした。しかし、神はステファノを守ってはくれなかったのです。
正しく信じ、神を見ていたのに、信仰者が脅かされ、教会が挫折する時があります。教会はくりかえしそういう恐怖と挫折に直面してきました。しかし、神はすぐにそれを助けてはくれないのです。
ステファノが死に、教会がちりぢりになっても、教会は滅びませんでした。それによってかえって福音が広められ(8:4)、そしてステファノの死に立会った若者サウロが、後に使徒パウロとしてキリストの福音を伝えるようになります。主は、そのようにご自身のみわざを成し遂げるのです。
 死に臨んだステファノは、主に自分自身をゆだね、また目の前の人々を愛してゆるしを願いました(7:59~60)。私たちも、教会の困難の中でも、神を信頼し人を愛する信仰をまっとうできることをこそ、祈り願いましょう。

2018年5月11日 (金)

バザー

北部教会バザーを開催します。
5月27日(日)12:30~14:30
どうぞおこしください。

Bz1805


2018年5月 6日 (日)

北部日記 5月6日

 先週、北海道各地の教会や関係学校・諸団体の代表が北光教会に集まり、北海教区の総会が開催されました。
 総会では、新しく小西陽祐牧師が教区幹事に選任され、開会礼拝の中で就任式が行われました。8年間幹事を務められた日向恭司牧師は、今後は名寄教会の牧師として働かれます。
 今年は三役の選挙はありませんでしたが、常置委員選挙が行われました。任期途中で辞任した常置委員の補充もあわせて行われ、板谷良彦さんが任期一年の常置委員に選出されました。
 兵庫教区の大仁田拓朗議長の臨席のもと、兵庫教区と北海教区の宣教協約が可決されました。5月の兵庫教区総会でも可決されれば、正式に協約締結ということになりますので、北海教区からも議長と幹事が赴き、締結式に臨みます。
 総会二日目の朝、昨年20周年となったアイヌ民族情報センターの活動報告の時間をとりました。その中で、アイヌ民族の方にお話をうかがうことができました。「北海道150年」の歴史の中でアイヌ民族がたどった道のりや、遺骨返還運動など、この地に生きる者たちの重く大きな課題として一同で耳を傾けました。
 「アイヌ民族の権利回復」のほか「憲法9条改正反対」「天皇即位に際し国民主権・政教分離を守る」といった内容の特別決議が採択されました。
 総会は、議事を審議するだけでなく、教区につながる一同の交わりの機会でもあります。再会を喜び楽しみ、これからの働きを励ましあいました。

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