« 北部日記 10月28日 | トップページ | 北部日記 11月4日 »

2018年11月 3日 (土)

10月28日「恵みの中にありながら」 収穫感謝日礼拝

今この時
わたしたちの神よ 偉大にして力強く畏るべき神よ 忠実に契約を守られる神よ
アッシリアの王の時代から今日に至るまで、わたしたちが被った苦難のすべてを
王も高官も祭司も預言者もわたしたちの先祖も、あなたの民の皆が被ったその苦難のすべてを
取るに足らないことと見なさないでください。
このすべては起こるべくして起こったのです。
あなたは正しく行動されました。あなたは忠実に行動されました。
しかし、わたしたちはあなたに背いてしまいました。
王も高官も、祭司もわたしたちの先祖も 
あなたの律法に従わず 度重なる命令にも戒めにも耳を貸しませんでした。
あなたがお与えになった国と豊かな恵みの中にありながら
あなたがお与えになった広く肥沃な土地にありながら
彼らはあなたに仕えようとはせず、不正と悪行を改めようとはしませんでした。
御覧ください、今日わたしたちは奴隷にされています。
先祖に与えられたこの土地
その実りと恵みを楽しむように与えられたこの土地にあって
御覧ください、わたしたちは奴隷にされています。
この土地の豊かな産物も、あなたがわたしたちの罪のためにお立てになった諸国の王のものとなり
わたしたち自身も、家畜も、この支配者たちの意のままにあしらわれているのです。
わたしたちは大いなる苦境の中にあるのです。
                           (ネヘミヤ9:32~37)

 今年、北海道は災害や天候不順で、けっして作物の出来がよいとは言えません。それでもなお、多くの恵みが与えられました。それに対して、人の世の出来はどうだったでしょうか。
 聖書には、神の民イスラエルの歩みについての痛切な反省のことばがのべられています。イスラエルの民が滅亡と破壊を経て、再建と再出発に臨んだ時の悔い改めのことばです。
 神の恵みによってエジプトを脱出し、神と契約を結んだイスラエルは、神に導かれた土地で繁栄を築きます。しかし、やがて国は滅ぼされ、民はバビロンに捕囚とされてしまいます。捕囚の苦悩の中、彼らは自らの歴史を振り返り、神のみこころを懸命に尋ね求め、信仰を深めていきます。
 バビロンが滅び、故郷への帰還を許された民は、エルサレムの城壁と神殿を再建します。そして信仰に基づく共同体の再建に向けて、民が集められて律法が朗読されました(8:1~3)。その後、民は自分たちの歩みを深く悔い改めます(9:1以下)。苦難からの再出発にあたって、歴史の中の神の恵みを数え上げ、「恵みの中にありながら、それにふさわしく歩んでこなかった」と痛切に告白したのです。
 日本基督教団は、50年前「戦争責任告白」を公表し、神に従わず戦争に協力した教会の過ちを告白しました。日本社会そのものも、戦後、それまでの歴史に対する痛切な反省から、再出発・再建の歩みを踏み出したはずです。それをないがしろにしてはならないのです。
 今年、またじゅうぶんに豊かな恵みがあたえられました。しかし、私たちは、この恵みにふさわしく歩んできたでしょうか。今、与えられた神の恵みの中をどう歩んでいくのか、問われています。

« 北部日記 10月28日 | トップページ | 北部日記 11月4日 »

説教要旨」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520602/67343421

この記事へのトラックバック一覧です: 10月28日「恵みの中にありながら」 収穫感謝日礼拝:

« 北部日記 10月28日 | トップページ | 北部日記 11月4日 »