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2018年11月10日 (土)

11月4日 「たてなおす」

預言者ハガイとイドの子ゼカリヤが、ユダとエルサレムにいるユダの人々に向かってその保護者であるイスラエルの神の名によって預言したので、シェアルティエルの子ゼルバベルとヨツァダクの子イエシュアは立ち上がって、エルサレムの神殿建築を再開した。神の預言者たちも彼らと共にいて、助けてくれた。そのときには、ユーフラテス西方の総督タテナイとシェタル・ボゼナイ、およびその仲間たちが彼らのもとに来て言った。「この神殿を建て、その飾りつけを完成せよ、と誰がお前たちに命令したのか。」そこでまた彼らに、「この建物を建てている人々の名前は何というのか」と尋ねた。 しかし、神の目がユダの長老たちの上に注がれていたので、彼らは建築を妨げることができず、その報告がダレイオスになされ、それに対する王の返書が送られてくるのを待った。(エズラ5章1~5節)
  
 旧約聖書の内容は、大きく歴史・文学・預言の三部に分けられます。歴史の部では、天地創造から神の民イスラエルの形成、王国の成立と滅亡を述べていきます。そして、エズラ記・ネヘミヤ記で、バビロン捕囚からの解放と再建のいきさつが述べられます。
 バビロンを滅ぼしたペルシア王キュロスは、捕囚の民に帰還を許しました。喜び勇んで故国に帰ってきた人々が見出したのは、厳しい現実でした。エルサレムの町は破壊され、神殿は失われ、故郷には貧しい民や異民族が暮らしていました。
 帰還した民の指導者ゼルバベルと祭司イエシュアは、民を励まして神殿の再建にとりかかりました。しかし、まもなく工事は中断してしまいます。外部からの妨害もありましたが、民自身が生活に追われ、神殿の再建どころではなくなってしまったのです。
 しかしそこに神の力が働き始めます。預言者ハガイとゼカリヤが現れてゼルバベルを励まし、工事の再開を促しました。またペルシアの総督が事をとがめますが、経緯が確認された結果、政府が建設費を支出することとなりました。こうして神殿の再建が成し遂げられたのです。
 神の民のたてなおしは、まず神殿から、つまり礼拝と信仰の回復からでした。妨げの大きさや生活の厳しさから、民自身は挫折したとしても、神のみわざがたてなおしてくださったのです。この神は、今、わたしたちの教会や、あるいはそれぞれの信仰のたてなおしをも成し遂げてくださるでしょう。
 神は、ただかつての町や神殿を再建されただけではありませんでした。そこにやがて新しい王、キリストが来られるのです(ゼカリヤ9:9)。やがて来られるキリストによって、神の民が真実にたてなおされることになるのです。

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