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2018年12月16日 (日)

北部日記 12月16日

今月、日本聖書協会から、『聖書』の新しい日本語訳「聖書協会共同訳」が出版されました。「新共同訳」の次の訳にあたります。
 聖書は、およそ30年ごとに新しい翻訳が出されてきました。1887年に旧新約聖書が出版され(明治元訳)、1917年に新約聖書だけが改訂されました(大正改訳)。通常「文語訳」と言われるのがこれです。戦争をはさんで1955年に「口語訳」が出されて普及しましたが、1987年に「新共同訳」が出版され、現在ひろく用いられています。なお、日本聖書協会とは別に日本聖書刊行会から「新改訳」(1973年)」が出されていますが、これも昨年あたらしく「新改訳2017」が出されました。
 さて、手元に届いた「聖書協会共同訳」をぱらぱら見てみました。「新共同訳」が出たときは、それまでの「口語訳」とはがらっと変わった印象だったのですが、今回はそれほど大きく変わった印象はありません。それでも細かい文言は、最新の研究成果に基づいたり、30年間の日本語の変化に対応したりして、いろいろと変わっているようです。
 「脚注」が充実しているのも特徴です。関連する聖句だけでなく、「別訳」「直訳」「異本」「原語」などが示され、ひとつの翻訳におさまらない聖書のことばの深みや広がりが示されています。
 教会で用いる聖書を今すぐ変えるわけではありません。でも、折に触れ、「新しい翻訳では、こう訳しています」と紹介することになるでしょう。
昔から、聖書は幼子キリストを寝かせた飼葉桶にもなぞらえられてきました。大切なのは聖書じたいではなく、そのことばの中に宿っておられるキリストです。幼子を探して、飼葉桶をたずねましょう。

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