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2019年1月13日 (日)

北部日記 1月13日

 2003年出版のノンフィクションを映画化した『こんな夜更けにバナナかよ』を見てきました。札幌を舞台に、難病のために車いすで生活している主人公を大泉洋さんが演じ、その日常を助けるボランティアとの悲喜こもごものエピソードをつづっています。障がい者の主体性と尊厳を、爆笑のユーモアと共に示す、よい作品でした。私も東京での学生時代、同じように車いすで生活している方のボランティアに入っていたことがあり、登場人物に共感するところが少なくありませんでした。
 主演の大泉洋さんが、演じた感想として「娘には『人に迷惑を掛けるな』と教えてきた。でも、人に迷惑を掛けることをそこまで恐れる必要はないのかな…と。自分一人でできないことがあれば助けを求める。逆に求められたときに助けてあげられる人になってほしい。もっと人の迷惑を許してあげられる世の中になっていけば良いのかな…」と語っています。これも味わい深いことばです。
 久しぶりに原作も読み返しました。主人公の鹿野靖明さんが深くかかわってきた、障がい者の権利を回復する運動についても詳しく書かれ、その問いかけや働きは、今もなお大きいことに気づかされます。
 実際の鹿野さんに、ボランティアとしてもっとも身近にかかわっていた一人が北光教会の高*さんでした。映画では萩原聖人さんが演じている、いつもカメラを携えている人物のモデルが高*さんでしょう。原作で用いられている写真の多くも高*さんが撮影したものです。
 鹿野さん自身も洗礼を受けたキリスト者で、葬儀もキリスト教で行われています。キリストの御手は、その人生をどう支えていたのでしょうか。

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