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2019年4月14日 (日)

北部日記 4月14日

 4月もなかばとなります。道路ぎわに山と積もっていた雪もすっかり消え、ようやく春めいてきました。暖かい春の陽ざしに、仕事のあいまについつい外へと誘われます。
 花壇にはいちはやくクロッカスが咲き、よくみると片隅にギョウジャニンニクが伸びています。春の味、ヤマワサビもそろそろ楽しみ。雪の下で冬を耐えた草木が日ごとに芽をふくらませ葉を広げてきています。
 雪の下から出てくるのは、草の芽ばかりではありません。ひと冬のあいだ隠れていたゴミも現れてきます。隠しておいたはずの過去があらわにされる心もちにも似て、そしらぬ顔で見て見ぬふり・・・。
 冬の間さぼっていた、カメの水槽の掃除をしました。掃除の間、カメもつかのまのひなたぼっこです。かわいそうなほど甲羅につもった数か月分の汚れもぬぐってさっぱり。冬の間も暖かい部屋なので、冬眠はしませんが、動きは鈍くなります。春と共に動きが活発になり、誰もいないはずの部屋に突然がさごそと音が響いてぎょっとさせられることも。
 北海道の春は、長い冬から解放された喜びがみなぎります。いたるところに命が芽吹き、色彩を失っていた景色がみるみる多彩にいろどられ、力と熱を取り戻した光に促されるように、人も動物も生気を取り戻して動き回り始めます。
 この季節に、イースターを迎えます。いのちがよみがえる不思議なまでの感動を、理屈ぬきに心からの喜びと共に全身で味わうことができるのは、冬きびしい北国ならではの恵みです。希望の春のおとずれを、喜びと感謝をもって祝いましょう。
 

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