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2019年6月15日 (土)

6月9日ペンテコステ礼拝 「聖霊の保証」

キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。
(エフェソの信徒への手紙1章11~14節)
 

 「ペンテコステ」は「五十日」を意味します。もともと、過越の祭から五十日後の収穫感謝の祭でしたが、後のユダヤ教では、イスラエルの民が神と契約を結んで神の民とされたことを記念し感謝する意味も重ねられるようになります。今、キリスト教会では弟子たちの群れに聖霊がくだった「聖霊降臨日」として記念されています。
 13節で「あなたがた」と呼びかけられているのは異邦人キリスト者たちでしょう。これまで、「神の民ではない」「神の国に入ると定められてはいない」とされてきた異邦人たちが、キリストにおいて真理のことばを聞きました。律法を知らず、自分には何もできなくても、神は愛してくださり、救いをもたらすという福音です。それを心から信じて、聖霊の証印を押されたのです。
 「証印」とは、持ち主を示したり品質を保証したりするための印です。神が「これは神のもの」として押す証印とは、洗礼のことと考えられます。
 洗礼を受けたときのことをふりかえってみましょう。何もできず、なさけないほど愚かで小さな自分が、なぜか洗礼に導かれ、「神のもの」とされたのです。これこそ「御心のままにすべてを行われる方のご計画(11節)」であり、聖霊の働きにほかなりません。ペンテコステは、わたしたちにとっても、「神の民とされた」ことを記念し、感謝するときなのです。
 聖霊は、「御国を受け継ぐための保証(14節)」でもあります。「保証」とは「手付」「前払い」のことです。救いの完成、神の国の到来はまだこれからのことだとしても、わたしたちは今ここで、その救いの恵みを味わい、生かされています。それが聖霊のもたらすもの、聖霊の保証にほかなりません。聖霊の恵みを覚えて感謝しましょう。

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