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2019年6月 8日 (土)

6月2日教会創立記念日礼拝「教会は神の計画」

こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今や教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます。だから、あなたがたのためにわたしが受けている苦難を見て、落胆しないでください。この苦難はあなたがたの栄光なのです。(エフェソの信徒への手紙3章10~13節)

 50年前、学生紛争の時代、教会も大きな影響を受けました。真剣で激しい論争が起こり、それが厳しい対立や分裂となって痛ましい傷がもたらされました。この時代のつらいできごとが、わたしたちの教会の創立にも大きくかかわっています。
 当時の札幌北光教会でも激しい議論や対立が起こりました。それが牧師・副牧師・伝道師の間の食い違いや対立となり、教会総会で突然、副牧師・伝道師の辞任を求める決議が提出されました。このとき榎本栄次伝道師は「教会はどうあるべきか、神が何を望んでいるかをもっと議論してほしかった」と発言しました。
 やがて教会は分裂し、牧師たちは教会を辞任していきます。その中で榎本栄次牧師は開拓伝道に向かう決断をします。おそらく、北光教会での重くつらい体験を抱え、「教会はどうあるべきか、神が何を望んでいるか」を深く祈り求めながら新しい教会を形作ろうとしていったことでしょう。
 聖書は、神の秘められた計画に沿って、教会によって神の知恵、神の考えが示されたとしています(10~11節)。神の計画とは、これまで神から遠いと退けられてきた異邦人が、ユダヤ人といっしょに共同体を形成し神の救いの約束にあずかるものになる、ということです(6節)。対立し、隔てられていたものが共に神に近づくひとつの群れとなるのです。
 わたしたち札幌北部教会の歩みも、こういう神の計画に沿ったものです。こどもとおとな、障がい者と健常者など、隔てられていたものがひとつとなって神に近づこうとしています。
 紛争の時代に分裂していった教会も、今は共に交わりをもち、互いの礼拝を支えあっています。そこに神のふしぎな計画があるのです。

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