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2019年6月 9日 (日)

北部日記 6月9日

 子どものころ通っていた教会に、「こども文庫」がありました。絵本から小中学生向けの読み物まで、いま思い出してみてもかなり質の高い児童書がそろっていて、多くのよい本と出会いました。
 あとで知ったのですが、「こども文庫」に携わっていた人たちは、「こどもたちが本を読む習慣と力をつけて、やがて聖書を自分でしっかり読むようになってほしい」と願っていたそうです。
 キリスト教、とくにプロテスタントの信仰は、「自分で聖書を読む」ということを重んじます。聖書のことばを読み、ことばで信仰を学び、理解し、考え、そしてことばで信仰を告白し、祈り、証しを語り、伝えます。キリスト教が「ことば」の宗教といわれるゆえんです。
 しかし、キリスト教信仰の伝統には、「ことば」以外の要素もゆたかに存在してきました。神の力やそのみわざ、愛のみこころ、栄光や恵みを、ことばを超えて感じとるために、古来さまざまな手だてが実践されてきました。瞑想や沈黙の祈り、音楽や踊り、香りや色彩、光、さまざまなシンボル等々。先日、パリのノートルダム大聖堂の火災のニュースが世界に衝撃を与えましたが、古くから礼拝堂もまた神を感じるような空間として建築されてきました。
 このように、ことばによらずに「神を感じる」感性や実践が「スピリチュアリティ(霊性)」として近年世界中の教会で注目されるようになっています。わたしたちの教会では、もっぱらことばによる信仰生活が中心ですが、聖霊は「ことば」以外の手段を通しても人に働きかけることができることを心にとめたいと思います。  

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