« 北部日記 8月18日 | トップページ | 8月25日「神の武具」 »

2019年8月25日 (日)

北部日記 8月25日

 北海教区で長く財務の責任を負っている信徒の方が、あるとき、ふと語ったことばが忘れられません。「今の若い人たちからみれば、『年金暮らし』は、とてもうらやましい境遇です。少なくとも数年先まで定期的な現金収入が確実なのだから。今の若い人たちは、働いてもなかなか充分な収入が得られず、その仕事でさえ来年にはどうなっているかわからないんです」。この方は、公務員として福祉にずっとたずさわってきた方ですから、それだけシビアな重みを感じました。

 「教会は高齢化して年金生活者ばかりだから、若い人たちにもっと教会にきてほしい」と言われることがあります。高齢者は教会もそろそろ「引退」して、若い人に教会を担ってほしい、という思いでしょうか。しかし、今の時代の現実からすれば、同じことばでもまったく逆に、「教会には、額は少なくても確かな収入のある高齢者が多いのだから、将来を見通せない若い人たちをもっと教会で支えていきたい」という意味が生じてくるのかもしれません。 

 この夏のCSキャンプに、教会員の皆さんに支援をよびかけ、多くの献金をいただきました。それで、とくに若いスタッフの費用負担を軽くすることができました。そもそも、こどもを持つ若い家庭にとって教会のキャンプは、わずかな負担でこどもたちに夏の楽しい思い出を与えることができる、とてもありがたい機会なのでしょう。教会の予算や教会員の献金が、確かに若い世代を支えはぐくんでいるといえます。今の時代の教会の役割をあらためて考えさせられるのです。

 

« 北部日記 8月18日 | トップページ | 8月25日「神の武具」 »

北部日記」カテゴリの記事