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2020年5月31日 (日)

北部日記 5月31日

 礼拝の最後の祝祷では、『コリントの信徒への手紙二』の末尾の句によって「・・・聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように」と祈ります。
 「交わり」は、原語のギリシア語では「コイノニア」です。「コイノニア」とは、もともと「共にする」という意味からきていて、「わかちあい」「参与」「援助」といったニュアンスを含む語です。「聖霊の交わり」とは、具体的には「聖霊に共にあずかり、ひとつの聖霊をわかちあう関係、またその仲間たち」説明したらいいでしょうか。
 かつて、ペンテコステ(五旬祭)の日に、弟子たちに聖霊が与えられたときのことを、聖書は「炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった(使徒言行録2:3)」と述べています。「炎のような舌」として現れた聖霊は、ひとりひとりに分かち与えられたのですが、それによって一同が新たにひとつに結ばれて、教会が形作られていきます。教会に加わるひとりひとりが共に聖霊にあずかるだけでなく、各地に生まれた諸教会もまた共に同じ聖霊をわかちあい、それゆえにひとつの交わりに結ばれていると信じたのです。
 『使徒信条』でも「我は聖霊を信ず・・・聖なる公同の教会、聖徒の交わり…を信ず」と述べられています。聖霊は、信徒たちを、そして諸教会を結び合わせる見えないきずななのです。
 今年は、イースター以降、いっしょに集まって顔をあわせることができないままに過ごしています。それだからこそ、見えない聖霊のきずなをいっそう深く信頼するように導かれるのではないでしょうか。

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