カテゴリー「北部日記」の記事

2019年3月24日 (日)

北部日記 3月24日

☆先週、教会の全体協議会を行いました。毎年、この協議会では総会に先立って教会の活動内容や会計等について意見を交換し、それによって役員会で議案を整えていくことになります。
協議会では、今後さまざまな形で互いに支えあうことがいっそう重要になってくることを覚え、ふさわしい教会の新年度の主題について意見を出し合いました。いっぽう、教会会計の厳しい状況も指摘されました。また教会の働きを担う各委員会の働きを紹介し、委員を募りました。新年度にむけて、思いをあわせて一歩を踏み出す時となりました。
☆札幌地区の総会が行われました。新しく指方信平牧師が地区委員長に選出され、3期6にわたって委員長をつとめた板谷良彦さんが任を終えました。ご労苦に主のねぎらいを祈ります。
 地区総会では、自主活動団体の「札幌地区協会青年協議会」の活動について報告がなされました。毎年、集まる青年の顔ぶれは変わっていきますが、現在20名以上が名を連ねているということです。若い世代の成長が楽しみです。
☆先日のニュージーランドでのモスク襲撃事件で、弟が勤務するクライストチャーチの高校の生徒が二人、犠牲となりました。首相が高校を訪れ、また高校生たちが仲間の死を悼む集いのようすが日本のニュースでも報じられました。ニュージーランドの社会全体が悲しみに覆われていますが、それと共に、襲撃犯がもくろんだような排斥と敵対をきっぱりと拒む姿勢も明らかにされています。自分たちの社会がどうあるべきか、自分たちで作り上げていく意識の深さを感じます。

2019年3月17日 (日)

3月17日 北部日記

 ニュージーランドのクライストチャーチで凄惨な事件が起きました。事件の背景や犯人の動機はこれから詳しく明らかにされていくでしょうが、大きくみれば、いま世界にはびこる分断と憎悪の一環といえるのではないでしょうか。
 東西冷戦の終結後、インターネットなどの技術の発達で世界がいっそう緊密に結びつくグローバル化が進行し、人々の間の隔てが縮小して親密になっていくと期待されました。しかし、現実には、かえって人々の間の格差や分断が深刻になり、あちこちで隔てと敵意が広がっています。
 アメリカでは国境に壁をつくろうと本気で主張され、イギリスはEUからの離脱を決定、ロシアや中国では国内での管理や抑圧が強まり、中東や中米では内戦や治安の悪化でおおぜいが難民となって故郷から引き離されています。
 日本でも、今、韓国・北朝鮮や中国への敵意や憎悪をあおる言説がますますエスカレートしています。感情的で、事実を無視・歪曲する記事やニュース、出版物があふれ、いつのまにかそれを常識とするような社会の雰囲気が作り上げられていっています。
 ニュージーランドの事件はけっしてひとごとではありません。隔てや憎悪をのりこえる、ひとりひとりの日々の祈りとことばとふるまいとが求められています。
 

2019年3月10日 (日)

北部日記 3月10日

 北部教会からも多くの方々がかかわってきた、東北教区の被災者支援センター「エマオ」は、今年度末をもって活動を終えます。先日届いたエマオのニュースレター『スローワーク』から、東北教区議長の小西望牧師のメッセージの一部を紹介します。
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 東北教区は話し合いを経て、被災者支援センター・エマオの活動を2018年度末まで継続してきましたが、それもいよいよ閉じていくことになります。これまでに関わった人は、ボランティアだけで9000人を超えます。本当に多くの人が「エマオ」を通じて繋がり信頼を交わしてきたことに驚きを感じます。もちろん失敗や課題もありました。がそのような欠けをもった私たちが8年を歩んでこれたことに、大いなる方の支えと導きを思います。
 当初のドロかきから最近の少人数のお茶っこまで、働きは被災状況と必要によって大きく変化してきました。以前にも書きましたが、ですから思い起こす被災者支援センター・エマオの姿は、関わった個々人において違っているのだと思います。センターとしての働きは閉じていきますが、その記憶と意義は連なった一人一人の中に溶け込み、これまでもそしてもしかしたらこれからも何らかの役割を果たしていくのではないでしょうか。荒浜に、石巻に、そして全国さらには世界のあちこちに「エマオ」の記憶を湛えた人たちが元気に歩んでいる、このことは大きな励ましであると思うのです。
 関わられたお一人お一人に、導かれた大いなる御手に感謝します。

2019年3月 3日 (日)

北部日記 3月3日

 先週、バザーの後、役員の皆さんにそのまま残っていただいて役員研修会を行いました。毎年一回、役員研修会を行い、その時々の教会の課題などについて集中して学んだり話しあったりしています。
 今回は、まず教会の葬儀についてとりあげました。これまで、教会での葬儀の際は、夜に「前夜式」を行って翌日午前中に「告別式」を行うことがほとんどでした。けれども、近年、他教会では家族の事情や種々の制約により、それ以外にもさまざまなパターンで葬儀が行われるようになってきています。今後、北部教会でも対応をせまられるかもしれません。
 続いて、災害時の対応について相談しました。先日も地震がありましたが、大きな災害のとき、教会員の安否確認など、どう対応すべきでしょうか。地震だけでなく火事や大事故の場合、教会で集会中の場合、急病人が出た場合など、緊急時にどう対処できるか、これまで教会として確認する機会はほとんどありませんでした。さらに、災害時に教会に避難してくる人がいるかもしれません。課題は多いのですが、まずはできるところから対応を考えていこうと話し合いました。
 最後に、新年度にむけて、とくに牧師の働きについて考えました。教団のつとめを担うために留守がちになり、平日の集会や活動、また牧会活動への影響は避けられません。教会の教会の事務的・実務的な働きで牧師が担っているものも多くあります。教会の働きをとどこおりなく進めていくために、役員はじめ信徒で働きを分かち合ったり作業を工夫したりしてみようと話しあいました。
 役員は、教会を担い牧師を支えています。どうぞお祈りください。

2019年2月24日 (日)

北部日記 2月24日

 先週、教団の会議の後、両親の住む栃木に向かいました。父が大きな手術を受けるのに立ち会うためです。
 父の病が明らかになってから、両親の所属する教会では、「サポートチーム」を結成し、代表の方がなにかと連絡をくださって、教会への送り迎えやちょっとした日常生活の手伝いなど、両親の生活をみんなで支えてくださっています。具体的な手助けは遠くの家族にとってはありがたく心強い支えですが、何よりも、何人もの方々が真剣に心配して共に祈ってくださっている真実な交わりに励まされます。
 手術は無事に終わり、翌日、集中治療室で面会したときにはだいぶ元気で会話もできるようになっていました。
 ほっとして帰途につき、千歳空港からの電車が札幌駅に近づいたところで、地震にあいました。緊急停車した電車の中で、ようすもよくわからないまま、ひたすら運行再開を待ちました。
 9月6日の地震の際、教会員の安否確認や教会会堂の被害確認など、とっさに適切な対処ができず、災害時に教会として何をすべきなのか、あらかじめ確かめておく必要性を痛感しました。役員会で相談し、2月24日の役員研修会の課題にとりあげることとしていました。その直前に再度の事態です。電車の中で動きがとれず、連絡もままならない中、何をしたらいいのかとほうにくれました。
 個人の生活にせよ、地域の災害時にせよ、助けが必要とされるようなことが起こった時、教会はどんな頼りとなるでしょうか。何をなすべきか、何ができるか、大きな宿題を与えられています。

2019年2月17日 (日)

北部日記 2月17日

 神学校に入った年の夏、東京の教会青年による道北の興部伝道所へのワークキャンプに参加し、現地解散の後、滝川に向かいました。小学生のときの教会学校の先生だった宮島利光牧師が、石狩空知地区の計画に基づき滝川で開拓伝道を始めていたのです。滝川の街の一画の、古い倉庫を改装した建物が「滝川本町伝道所」でした。床が少し傾いていて、宮島牧師は「ビー玉を置くと転がっていく」と笑っていました。
 4年後、神学校を卒業して思いがけなくも旭川豊岡教会に赴任した直後の教区総会で宮島牧師に再会しました。滝川本町伝道所が移転し「滝川二の坂伝道所」としてログハウスの新会堂を建築したことをうかがい、翌月の献堂式にぜひ来るよう誘われました。
 5月の日曜日の午後、献堂式のために旭川から車で滝川にたどりつくと、新会堂に入りきれないほどの人が集まっています。地元の滝川や石狩空知地区はもちろん、北海道の各地からこのために数多くの人たちが足を運んできていたのです。北海教区の「連帯」の実際に触れた、初めての経験でした。
 あれから二十数年たち、ログハウスの会堂はいっそう風格を増しています。牧師も代わり、2015年度に着任した石沢陽子牧師は、地域のいろいろな活動にもかかわってよい関係を築いています。一昨年の夏、滝川二の坂伝道所の礼拝に出席する機会がありました。10名に満たない人数でしたが、ログハウスの中で皆でテーブルを囲んで石沢牧師のメッセージをしみじみと聞く礼拝は、恵みゆたかなひとときでした。今日の交換講壇の機会にも、あのゆたかな恵みを携えて来てくださるでしょう。
  

2019年2月10日 (日)

北部日記 2月10日

☆インフルエンザが流行中です。身近な人たちが次々にかかってきていて、いつわが家にも到達するかと警戒中。お見舞いに訪れる病院でも「インフルエンザ流行のため、面会できません」というところが多くなっています。こどもの家でも、「家族が感染したり、お子さんが学級閉鎖になったりしたら、出席はご遠慮ください」と案内しました。教会の礼拝もおおぜいの人が集まる場ですから、感染の機会になりかねません。風邪かなと思ったら、どうぞ無理をせず、体調を整えてまたおいでください。
☆明日2月11日は、「建国記念の日」と定められていますが、これは国家神道の復権にほかならないと批判し、あえて「信教の自由を守る日」としている宗教関係者・市民運動団体も少なくありません。今年は天皇の代替わりが予定されています。それにともない、改元や即位儀礼など、天皇制とそれにまつわる神道儀式がクローズアップされ、これらが「日本の伝統・文化」として当然尊重すべきものとして演出されていくでしょう。しかし、この「伝統・文化」によって、かつて、そして今現在、抑圧や差別、不利益をこうむり、立場を脅かされる人々もあることは隠されています。わたしたちもまた、そこに立たされているのです。
☆次週は交換講壇として滝川二の坂伝道所の石沢陽子牧師をお迎えします。滝川二の坂伝道所のログハウスの会堂の建築の際、北海教区の青年や若手教職で丸太を整えた作業は語り草になっています。北部教会も毎年、宣教協力献金をお送りしています。今の牧師の石沢先生は、一見シャイなようで、芯の強いきっぱりとした方だと思っています。教会の交わり、また石沢牧師との出会いがゆたかに祝福されるよう願います。

2019年2月 3日 (日)

北部日記 2月3日

☆先週の一日修養会では、新発寒教会から3名の信徒の方々をお迎えし、教会でのさまざまな活動についてのお話をうかがいました。
新発寒教会では音楽活動にかかわる人が多く、さまざまなコンサートが開催されています。「音楽には人が集まります」とのこと。また、こうした活動のために、礼拝の後、みんなで課題について協議を重ね、それぞれができるところを担っていきます。「『記録をとる』のがポイント」との指摘も。そして、福音の伝道を願って力を尽くしても、その成果は「あせらずに主にゆだねる」とのことばも。刺激と励ましをたくさんいただきました。
☆今年度4月から一年間の予定で真駒内教会の代務者をつとめていました。毎月一回礼拝に赴いて説教と聖餐式、礼拝後の役員会を行います。その日の北部教会には外部の牧師をお願いしたり、信徒が証を担当したりしてきました。しかし、教団の役割を担うこととなったので代務の交替をお願いしたところ、さいわい2月から大倉一郎牧師がかわってくださることとなりました。代務者として一年の約束をまっとうできず、とくに牧師招聘を準備できなかったことを申し訳なく思っています。

2019年1月27日 (日)

北部日記 1月27日

 先週、交換講壇のために新発寒教会を訪れました。雪道を心配したのですが、車で30分もしないで到着。こんなに近かったと、あらためて気づかされました。下手稲通に面した、好立地に建つ教会です。
 新発寒教会は、2年前に新しい会堂を建築しました。教会員数二十数名の教会にとって、前の会堂を取り壊して新会堂を建築する決断は、容易ではなかったことでしょう。教会員みんなで、ほんとうにせいいっぱいを献げていくために、どんなに真剣で深い祈りがあったことかと思います。
 もちろん、教会員からの献金だけでなく、教区から借り入れたり、外部献金を募ったりしてきました。さらに機会があるたびに積極的に物品の販売も手がけて、少しでも収入を得るように努力を重ねています。しかし、状況はなお厳しく、あらためて第2次募金をよびかける準備を進めています。
わたしたちの教会も10年前に会堂を新築し、借入金返済の努力を続けて、先日ようやく教区からの借入金を完済しました。重荷を共に担う思いで、新発寒教会の会堂募金に協力したいと思います。
 今日は、かねてから準備してきた「一日修養会」として、新発寒教会の信徒の方々をお迎えし、教会の宣教の取り組みについてうかがいます。新会堂の建築を機に、積極的に地域への宣教の働きを進めてきています。どんな思いと願いによって、どういう準備や工夫をして、何をしてきているか、多くを学びとりたいと思います。
 新発寒教会の人たちからは、「わたしたちこそ、北部教会から学びたいと思っています」とも言われています。互いの交流から何が生まれてくるか、楽しみです。
 

2019年1月20日 (日)

北部日記 1月20日

◎先週、北海教区の年頭修養会が行われました。今回は札幌地区で実行委員会を組織し、1年以上かけて準備してきました。北海教区の中のさまざまな取り組みを分かちあうことを主眼として、講師も講演もないプログラムでしたが、大きなトラブルもなく、参加者からもおおむね好評だったようです。
 さて、今回の年修に、北部教会からは24名が参加、教会別では2番目に多い数でした。北部教会からはバザーの出店もありましたが、恒例の教区通信のクロスワードパズルの懸賞に、北部教会から当選者が多数。教会の“存在感”では随一だったかも!?
◎今年度、札幌地区では1月20日を地区礼拝交流の日として交換講壇を促しています。北部教会は、新発寒教会と交換講壇を行い、清水和恵牧師をお迎えします。
私が北海教区に着任した1992年当時に北海教区にいた牧師で、今も現役で北海教区で働いている牧師は数えるほどになりました。その数少ないひとりが清水先生です。先輩としていろいろなことを教えていただき、また共に労してきました。きょう、久しぶりに北部教会にお迎えします。交わりのなかでまた多くを教えていただければと思います。
 新発寒教会は、2年前に新会堂を建築しました。その後、新会堂を用いて、地域に向けたさまざまなユニークなプログラムを次々開催しています。人数も少なく、高齢化の影響もまぬかれてはいない教会ですが、その企画力や実行力に驚かされます。来週の「一日修養会」では、この新発寒教会の取り組みを学びます。信徒の方々がおいでくださり、教会の働きやその願いと祈りを分かち合ってくださいます。みんなでお迎えしましょう。

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